ラオスの田舎の学校で見た日本を凌駕する先進的な教室
皆さんはじめまして。ぼくは1年間ラオスに滞在していたことがあります。2014年から2015年まで住み込みで活動していました。今回は僕が滞在中に見つけたラオスの先進的な取り組みをご紹介させていただきます。早速ですが、下の写真をご覧ください。どこか気になる箇所はありますか?

まず、スクリーンが見えると思います。そして、何より注目してほしいところは、先生が黒板の前にいません。ここで答えを言ってしまいますが、これは映像授業の実施風景です。しかし、ただの映像授業の風景ではありません。次の写真をご覧ください。

スクリーンの中に、合計6つの長方形の画面が投影されていますね。これは他の県の学校と中継で繋がっているということです。つまり、この田舎の学校では、遠隔から他の県の学校と同じ授業を中継で受けることができるということなのです。
腕利きの先生が首都にいるならば、その先生の生の授業を田舎にも中継して繋いでしまおうという大胆な試みなのです。とても先進的だと思いませんか?少なくとも僕は日本でこのような試みを見たことがありません。
この写真をぼくが撮影したの2014年12月頃になります。それから既に1年以上経っていますが、今どのような形で実施されているのか非常に楽しみです。他にもおもしろい機材を田舎で発見してきました。次の写真をご覧ください。

こちらはただのスクリーンではありません。なんとこのスクリーンの上から画面を操作したり文字を書き込むことができるのです。私は群馬県の田舎町出身でしたが、まず学校にホワイトボードのような移動式のボードはほとんどありませんでした。あっても音楽室だけです。

まわりから途上国または新興国と呼ばれる国ですが、田舎町にもかかわらずこのようなハイテクの機材が現在出現し始めています。そして少しずつですが、これらの機材も徐々に活用されはじめてきています。
教育はすぐには成果が出ないと言われている分野ですが、気付いたら半端ではない学力の向上が起こっていくかもしれません。そしてそれは、そう遠くない未来に起きていることかもしれません。
おまけ:ラオスの田舎町のおしゃれカフェ

今回得た私の哲学
『先入観や固定概念を疑わずに安心していると、気付いた時には置いて行かれちゃうぞ。』